2014年1月31日金曜日

hikaru yamada and the librarians “ElecTropicalismo - Live at Mona-Records” 発売情報

hikaru yamada and the librarians 
“ElecTropicalismo - Live at Mona-Records” 




山田光&ライブラリアンズ  エレクトロピカリズモ

2013年10月18日に下北沢モナレコードで行ったライブの録音にエディットを加えたライブ盤。盟友、そしてアルバム『水』も好評な入江陽(アルバムからサンプリングして共同制作した『仕事』収録)、スガダイローとの活動などで知られるフリージャズアルトサックス奏者の松本崇史、の二人をゲストに迎えた演奏になっている。歌詞・MCビル風による解説付き(2800字!)

2014年1月3日発売  税込500円

1. don’t make love general, make war!
2. divide, rule and love
3. thai cuisine in helsinki
4. Russian 8  feat.松本崇史
5. 仕事  feat.入江陽
6. mon chou confit (false start)
7. two months is a unit

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 librariansの曲は、表面が滑らかで冷たく、手に取るとずっしりと重い、革装丁の書物のようだ。隣同士に並んでいる本は、お互いに切り離されていて、物理的に関係がない。その中の情報を結び付けるのは、能動的な読み手によってである。山田光は、物理的に関係がないものたちをきちんと装丁し、書架にてきれいに管理するライブラリアンである。混沌とは対極にある、全てが知性と理性と品性によってコントロールされた表現をする人物である。
あるべき物事が、きちんと収まるべき場所に収まっている。均整のとれた美しさ、荘厳さ、蓄積された知識への畏怖、そういったものが図書館からは感じられる。特に大学の図書館とか。hikaru yamada and the librariansの音楽を聴いて思い浮かぶのは、そういった冷たく静かな風景である。(MCビル風解説より)
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取扱い店(更新中、1月4日現在)

・水道橋Ftarri  http://www.ftarri.com/suidobashi/
・大宮 more-records  http://more-records.shop-pro.jp/
・下北沢モナレコード http://www.mona-records.com/shop/item/hikaru_yamada_and_the_librarianselectropicalismo.php
・下北沢/京都 jetset http://www.jetsetrecords.net/HIKARU-YAMADA-AND-THE-LIBRARIANS-ELECTROPICALISMO/p/812004769212
試聴↓


2014年1月7日火曜日

今日の音楽メモ 1月分

"1月31日付"
Jhené AikoのEPを聴いた。とても良い。崇高。プロダクションとしてはそんなにお金かかっていないし、自分でもできそうと少し思った。民謡みたいな独特の訛りフロウ。これ日本人の血だ、とか言われてないといいな~



"1月30日付"
サット君が探してるとのことで自分もサンラをディグり始めた。今まで全然聞いたことなかったけど、50年代の録音とか面白いな~。まだサンラを名乗る前の録音だとジャズコーラスとかルンバ?ラテンものを真剣にやっていたり。
↓これなんかはほとんどクールジャズ。イカレたカクテルピアノ、という感じで普段使いに良し。


"1月29日付"
早瀬優香子がほんとに良いんだよな~久しぶりに聴いた。今日はとりあえずこれを貼っておこう。キャシークラレのカバー。キャシークラレもそんなに聴いてないので聴こう。

"1月25日付"
・失敗しない生き方『常夜灯』を買った。とても良い!歌詞を読んだら天才だと思った。『魔法』と『うわごとのジャイブ』が好きです。最初居間のスピーカーで聴いたら録音やミックス、とくにエフェクトの安っぽさが気になったが、通学中にイヤホンで没入して聴くと大丈夫。表層のアレンジの既視感にはくらくらするが曲はほんと良い。普遍的とも言う。

"1月21日付"
・シコブアルキはコードの連結が美しくてすごい作曲家だと思うが、ボーカルが苦手で難しい。そんな中2枚組の映画曲集というのがあってそれに入ってるこのテイクが素晴らしい。




・ちょっと前にアップされたermhoiの曲がすばらしい。

・コンピを作ろうとちょっと前から考えているんだけど難しいな。即興もやる人のポップス集、がいいかなとも思うけど、自分が推していきたい勢力はどこなのか、を慎重に見極めていかないといけない。

"1月20日付"
・MCビル風に教えてもらったrel records、全部やわらかいNo Waveで超良い。
https://soundcloud.com/rel-records

"1月17日付"
小石川図書館で水野修孝:ジャズオーケストラ'73を借りてきた。アルトサックスの森剣治がかっこ良すぎる。リーダー作とか聴いてみたいなー。
これはジャズオーケストラ75↓同じく森剣治参加



"1月16日"
ジャニスで借りたスワヒリブロンドのアルバムがかっこいい。けど完璧すぎて(好きなポストパンク・トロピカル・ファンカラティーナの詰め込み過ぎ)あんまり聴かなそう。


"1月15日付"
・女性ボーカル以外は基本的にポップスだと思っていないので(ロックとかソウルとかファンクとかになる)、みんな女性ボーカル使って曲書いてほしい。そうしたら判定できる。批評の俎上に載せられる。
・ドゥルッティコラムのアルバムで女性ボーカルが入ってる曲だけまとめて聴いてみた。たぶん4人くらいのボーカルと一緒にやっているが、よかったのはこの曲の人くらいかな。ちょっとアリソンスタットン風

 

・アントニオカルロスジョビンが娘と一緒に歌ってる曲知ってました?僕は知らなかったです。娘この時何歳だろう。とてもかわいい。ライブ盤だともっと長くやってくれます。

 
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 "1月14日付"
・実はさ、誰にも言ったことないんだけどさ(ゴクリ)、俺けっこう昆虫キッズが好きだ。ということでジャニスで『こおったゆめをとかすように』を借りてきた。打ち込みの曲とかが良かった。音痴な人の曲はメロディを想像・補完しながら聴く作業が楽しい。
・Quando Quango というサーティンレシオの人たちが参加したニューウェーブのバンドも借りてきた。初期ヒップホップに接近したニューウェーブのバンドっていくつかあるけどここまでいくとオールドスクールのパッとしないバックトラックのように聴こえてしまい、イマイチ。と思ったがyoutubeに上がってるpeel sessionの音源けっこう良い


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"1月13日付"
・Winston Tongのアルバムを聴く。自分には関係のない音楽だ。『アジア系ミュージシャンが一番やってはいけない顔』というフレーズだけ浮かんだ。(?)
・discogsというサイトがあってそこでいろんな気になるアーティストのクレジットを調べて知らない音楽を探す、というのを最近やっている。↑のWinston Tongのアルバムはアリソンスタットンが参加してるから聴いた。
・男のニューウェーブ歌唱、が苦手
・小川直人さんが、ニューウェーブは受け取る側の解釈で、自称するのはマズイ、というようなことをおっしゃられてて、ほんとにそう思う。小川直人さんの発言全文はこちら→https://twitter.com/naoto_ogawa/status/412040590604263426
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"1月12日付"
・久しぶりにジャニスに行く。借りたものについては後日。
COYOTE CLEAN UPのアルバム及びそれに付属していた100%シルクのレーベルサンプラーを聴いたけど、単純すぎて全くピンとこなかった…ついでに前に試聴した禁断の多数決も全くピンとこなかったなー。ソングライターとして大したことないと思う。
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"1月11日付"
・Weekend~Alison Statton+SpikeのSpikeさんがやってるレーベル?のホームページがありまして、そこで地元カーディスでしか流通してないスパイク周辺の音楽がいろいろ聴けます。
http://www.zblock.co.uk/index.html
イギリスでコンゴの音楽をやってる集団。とても良い。
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・渋谷系(なんだかんだで話題多いな)アメリカ支部、April Marchが在籍していたギャルバンを聴く。
この曲だけ良かった。

"1月9日付"
・大森靖子+来来来チームを聴く。大森靖子はなんとなくのイメージだけで苦手意識があったが、去年京都の中川さんたちのバンドswimmと対バンしていたので観に行ったらとても良くて、改心しました。君と映画、という曲の中にヒットラーという単語が出てくるところが好きです。あと、エンドレスダンスの『大学生にやられちゃった』ってところも好きです。えぐられる。
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"1月8日付"
・Lindsay CooperのOh Moscowのライブ版ブートを聴く。


去年よくヘンリーカウの中で一番作曲(歌モノ)能力あったの誰か比較、という企画を一人でやっていたのだけど、リンゼイクーパーの曲好きだな。ドラマーが↑ではクリスカトラー、オリジナルではマリリンマズール、他のライブではチャールズヘイワードが叩いています。クリスカトラーとヘイワードがお互い代打で使われる事例はよくあるが、贅沢かつ雑な話だと思う。

・去年ビル風におすすめされた、プレsimi lab期のアルバムいくつか聴く。QNのEarth No Mad名義のやつとか。QNとOMSBが仲良くじゃれてた頃の音源のワクワク感がヤバイ。というかsimi labはわかりやすすぎる感じになっちゃったけどこのころのほうがアブストラクトでいいな。みんなQNもオムスビーツも好きだけどsimi labはあんまりって言ってたもんな。

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"1月7日分"
・400円で買ったブラックアイドピーズのライブDVD、全く面白くなかった。なんで買ったのかわからない。

・渋谷系大集合のアントニオカルロスジョビントリビュートアルバムも500円で買った。
・それに関連して、ベルトランブルガラについて少し調べもの、
・この曲は知らなかった。Robert Wyatt & Bertrand Burgalat - This Summer Night (2008)


・アルバートアイラー晩年のフランスでのライブ盤を聴く。素晴らしさ。ビーバーハリスのドラムが好きだ。
・ついでにドルフィーのイリノイコンサート、も聴く。J.Cモーゼズはモダンジャズのドラマーの中で一番ダンサブルな4ビートを叩くと思う。そこがイマイチドルフィーと噛みあっていないがそれがいいのかもしれない。最後の2曲がイリノイ大学の学生ブラスバンドを従えての演奏らしいが、そのブラスのアレンジがけっこう凝ってて昔から好きだ。実はコルトレーンの『アフリカ/ブラス』(これも好き、大編成で天井が高い感じの音響にマッコイタイナーが溶けてて良い)以外だとドルフィーが大編成のアレンジしたの、このイリノイ州立大学バンドだけなんじゃないか?その学生のインタビューとかどこかにあったりするのだろうか。

2014年1月5日日曜日

2014年1月の山田光 活動予定

今月は3本です。

2014年1月13日(祝・月) @神保町試聴室
《《》》レコーディングライブ
《《》》(大島輝之 g, 中田粥 key,bugsynth, 竹下勇馬 bass,自作シンセ, 石原雄治 dr)
guest:入江陽 voice,他, 山田光 sax,他

開場:18:30 / 開演:19:00
■料金:予約 2,500円 (1ドリンク, スナック込)

11月に対バンした竹下さんに誘われましたー。《《》》(滅と読みます)かっこいいですー



1月17日(金)@喫茶SMiLE(渋谷)  入江陽、井上陽水を歌う。←キャンセルになりました
http://udagawasmile.com/schedule
¥1500(+要1オーダー)
19:00 open
20:00 start
出演:入江陽(vocal,keyboard)
ゲスト:直江実樹(短波ラジオ)、おちょこ(声)、古田耕平(朗読 from日本春歌考)、しもやん(vocal,guitar)、山田光(sampling,alto sax)、小暮秀夫(音楽ライター)

入江さんが井上陽水を歌う、らしいです。井上陽水しばりでサンプリングポップ作ったのでそれをやる、とのこと。

1月25日(土)午後7時開場、7時30分開演
村山政二朗、浦裕幸、山口晋似郎、山田光、黒澤勇人、中村ゆい
1,500円
主催:Ftarri

お世話になっている水道橋Ftarriの店長、鈴木さんの企画です。村山さん!など初めての方々と、トリオ×4セットの演奏になるそうです。


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ライブ観たり、CD買ったりしたら記録をつける、というのを今年の目標にしたのでつけます。

1/4(土)恵比寿「What the Dickens」

Anna Mackie and Huw Lloyd pop Jazz quartet 

Anna Mackie(vo)
金子雄生(tp)
田井中圭(gt)
白石美徳(ds)
Huw Lloyd(cb,cl)

スキンヘッドが強烈なアンナさんのバックで即興関係の友人たちがジャズの演奏をしていました。
コルトレーンのSpirituaをやっていましたが珍しいカバーだと思う。コルトレーン以外の演奏聴いたの初めて。
ヒューさんのオリジナルがかっこよかった。この時代になかなか必然性のあるジャズのテーマって書けないものですが、いい感じ。ラテンと4ビートが切り替わる曲で、ドルフィー+ブッカーリトルのVee Bampって曲とか、ファラオサンダースのPharomba(注:ファラオ+ルンバ)とか思い出した。

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新年の挨拶で寄ったFtarriでKineticを買った。大蔵さんや鈴木さんがお気に入り、とのことで購入。
http://www.ftarri.com/cdshop/goods/gnrtr/gnrtrcd-001.html

かっこいいーーけど2000年代ぽい、、、とか斬ったつもりになっている場合ではなく、この先のフォームを自分も考えていかなければ、と思いました。







2014年1月1日水曜日

ライブレポ1月

<観ました>

・1月16日(木)
南池袋ミュージックオルグ
『一度きりの明るい夜』
予約 1800円(+1Drink)
吉田ヨウヘイgroup、木下美紗都と石塚周太、東京塩麹

・東京塩麹はもっと学生団体みたいなバンドだと勝手にイメージしていたが違った。盛り上がらないクールなミニマル。ベースが知り合いだったのでビックリした。タカラマハヤさん良かった。

・木下美紗都、初めて見たけどこんな短髪で口角の下がった人だったとはー。石塚さんのギターがイビツでよかった。フランス近代の習作、みたいなインスト?があった気がする。あとラップぽい曲があったがそれはダサかった。歌詞とかも大したことないんだろうなーと思う。

・吉田ヨウヘイさんはニューカマーのような捉えられ方をしているが、活動場所や人脈含めてTOKYO NEW WAVE 2010側の人だと思う。曲もウワモノを無くすと2010年辺りのバンド界隈の音に近いと思うのだが、管とコーラスのアレンジが凝ってて全然飽きない。とてもかっこよかった。フルートとファゴットのユニゾンによる音色のシンセシス、榎くんのサックス、ギターもかっこいい。少し気になるのは吉田さんのサックスの音程で、積み上げているものを壊しているような、もし壊すならもっと大胆に、とも思った。余計な話かもしれないが。




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<演りました>
2014年1月13日 神保町試聴室 《《》》レコーディングライブ
《《》》(大島輝之g、中田粥key,bugsynth、竹下勇馬bass、自作シンセ、石原雄治dr)
guest 入江陽voice他 山田光sax他

前半は《《》》の4人による演奏 即興だが4人の空気というかタイミングというかがあってそれが音色とともにオリジナリティを出している。中田粥さんのバグシンセはつまるところシンセの内部奏法だ。竹下さん石原さんともに素晴らしいリズム。竹下さんはベースに取り付けたシンセが光のがかっこいい。位置センサー付きのシンセがあって、なんか面白い使い方思いついたら俺も使いたいなー

後半は入江・山田が参加してのセッション。ちょっとアツくなりすぎたかな、とも思う。求められていたものがよくわからないのでやりたい放題やった。弟から借りたディレイは電池切れで動かなかった。

最後の全員でのセッションは《《》》のいつものやり方を待ってタメてたのだが来なかった。けっこう音源聴いてイメージしてたんだけどなー。そういうことじゃないのかな。いつも思うが即興で呼ばれたライブは自分の立ち振る舞いがとても難しい。でも楽しかった。

1月25日(土)午後7時開場、7時30分開演
村山政二朗、浦裕幸、山口晋似郎、山田光、黒澤勇人、中村ゆい
1,500円
主催:Ftarri

トリオを四セット。自分がやったのは村山・山口・山田トリオと浦・中村・山田トリオ
村山さんとのセットは入りは緊張感があったけど合わせすぎたかも。山口さんはギターのピックアップを触る演奏だったと思う。
非演奏・(演奏力に裏打ちされた)反演奏の人とやるのはなかなか難しい。