2012年6月27日水曜日

サラヴァ東京を終えて

昨日はサラヴァ東京でライブでした。10分間の出演でしたが楽しかったです。ほかの出演者も面白かった。普段絶対会わない人たちだなー。うん。演奏はともかく、思ったよりMCがウケてよかったです(あとで録画で確認したら大したこと言ってなかったですが)。ジャズ関係者なんかいないと思ってたのでジャズ親父怖いとかめちゃくちゃなこと言いましたが、いるところにはいるもんですねー。PAの方は元二子玉川ライラにいた人で、ゲストのNaoNahoのベースの方はフリージャズ業界の人でした。恐縮。伴奏してくれた本間くんのこともみんな褒めていました。それもうれしい。


そのNaoNahoの西原さんのお誘いで明日急遽、のなか悟空と騒乱武士のライブに飛び入りで参加します。フリーの諸先輩方だー。キャー。
http://www2.ezbbs.net/12/nonakagohan/

6月28日 FLAG OF NOTHINGNESS 61
OPEN 18:30 / START 19:00
Ticket: adv.¥2000 / at door.¥2400 (+1order)

■共犯者(ヒグチケイコ+イッシー)
■CRACKSTEEL ORCHESTRA (沫山数汎[machines]+鋏[vocals / from 解剖室]+濁朗[synth])
■Guignol's Band (くぅた+ルイス稲毛+直江美樹+山本耕一郎+α)
■Veee Deee
■のなか悟空と騒乱武士 (のなか悟空[ds]+西村直樹[b]+バッキー[sax]+鈴木放屁[sax])

恒例の箇条書き

・悪いけど音楽聴いてる量違うし、オリジナリティって意味ではそこらへんのポップスバンドには負けるわけねえー、とか言っとくぜーナーミー。

・露出?増えるとtwitterとかで暴言書けなくなるし嫌だなー。

・昔からなんですが、僕は演奏中、体内時間(カイロス時間?)がめちゃくちゃ速くなって過集中、ものすごい速さで時間が進行してすぐ終わりたくなるのですが(もしくは次の展開にいく)、あとで録音聴くともうちょい長めにやればよかったと思うことが多いのです。
・即興では今までもその傾向を自覚して、調整したりしなかったりだったのですが、昨日はポップスだったのに自分のソロをどんどんぶっ飛ばして進行しちゃって、これはまずいなと録音聴いて思いました。

・比べるのはおこがましいと思うのですが、エリックドルフィーって意外と長尺のソロは取らないタイプで、いつも途中で飽きたりしてると僕は思っているのですが、ちょっと参考になる動画がいまいち見つからないのでやめときます。

2012年6月9日土曜日

過冷房を乗り切るスネアとシンバル

こんにちは。今年僕は2年ぶりに日本の夏を過ごすんですよ。ただ、あの冷房ガンガンの夏はもう再び帰ってこないのでしょうか。頭痛くなるくらいの過冷房の部屋で聴くと最高な3曲を選んだのですが、もうそんな季節はおとずれないのでしょうか。あの夏を追悼する企画みたいになっちゃいましたね。湿っぽくなってきちゃいました。
Cecil Taylor - Lena (take2)


パシャパシャしたシンバルワークとパタパタいってるスネアの音は夏、そして水、という感じで夏に聴きたいドラマー、サニーマレイが入ったセシルテイラートリオは1962年。ジミーライオンズのアルトもクールだけど、9分あたりからのセシルテイラーとサニーマレイのデュオはほんとに涼しい。
アンドリューヒルとセシルテイラーはブルーノートレーベルの社長であるアルフレッドライオンを巡って三角関係にあったんじゃないかという仮説をたてたのですが、それはまた別の機会に。


Miles Davis 06 Right Off-The Theme


世間では駄盤とされてる、マイルスデイビスのインコンサート1972ですが、夏に聴くとこれまたパシャパシャしてて最高です。ほんとは一曲目のレイテッドXがよかったのですが(冒頭何分かはオルガンのクラスターと教室で3人のパーカッション奏者が机を手で叩いているみたいな演奏)なかったのでこれを貼っておきます。カルロスガーネットのヒッピー臭いソプラノソロが邪魔だ。

Darkthrone- Over fjell og gjennom torner

メタルファンの弟が昔よくかけてた。これ冷房ガンガンの部屋で聴くとほんとに最高なんですよ。このパシャパシャした感覚使って夏向きの曲作ろうかな。

2012年6月3日日曜日

6月7月のコンサート予定

6月12日
parameterize oto-rhino-laryngo 耳鼻科と媒介変数 vol.2
東京外国語大学学生会館大集会室、17:30から

先月始めたソロ即興シリーズ、今回はゲストをお迎えして、と思いましたが誰も出てくれなさそうなのでまた粛々とソロやります。前回見ず知らずの人が3人熱心に聴いてくれてとても嬉しかったです。1時間くらいの演奏でしたが、やる予定の演目を半分くらいしか使わなかったので今回やる予定です。
たぶん7月は外大の本郷サテライトという場所を借りてやろうかな。もうちょい外部の人が来やすい場所でやります。


6月26日
BAR+SHOW CASE vol.27
SARAVAH 東京
帰国以来、披露する場のなかったポップスサイドの活動です。自分はギターと歌でドラマーの荒井康太さんにサポートお願いする予定です。TIOで知り合った素晴らしいドラマーです。彼と出会ってなんか希望が湧いてきました(後述)。8時から11時までのどこかで15分ほどのステージですが過去のヒット曲?やるので来てね。ドリンク付き1000円なので。
http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20120626.php

※荒井さん、都合が合わずソロでの出演になりました。頑張ります。


7月16日
Tokyo Improvisers Orchestra
http://cargocollective.com/miya/7-16

リンク先をご参照ください。また告知します。

7月21、22日
JAZZ ART せんがわ2012
ジャズ屏風のレギュラーメンツとして一日中、お外で屏風に貼りついて演奏します。詳細は追って。
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/07423.html

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帰国して早三か月、かつての盟友たちはそれぞれの道を歩んでいるのか企画の誘いを受けることもなく、いささか寂しい思いをしていました(かつて僕が彼らに大きな貢献をしただけに)。また新たな音楽的出会いを求めて各地のフリーセッションにも通ってみましたが、いろいろなことに無自覚に演奏しているおじさんたちを観るのはなかなか疲弊する作業でありまたそういう永遠のアマチュア(アマチュアリズムという言葉とは似て非なるもの)を生きる人々と接しても自分の品位を下げるだけだとも思いました。
が、いろいろ若手の演奏家と知り合う機会もあり、それはこれからに繋がるものになるだろうとかなり期待が膨らんでいます。

なんか文章書けないのでいろいろ羅列しておきます。

・わかってはいたが、ロシアと比べると日本のジャズ・即興の貧乏臭さとか打ちのめされた感がほんとに悲しい

・高くても600円とか、ほとんどタダでライブ観に行ってたので日本ではライブ観に行く気がしない。お金もない。友達のバンドも応援したいが難しい。

・自分のライブでも1000円以上とか値段つけてやるのは恥ずかしい。だから人の企画に誘われてチケット代高くなっちゃったら、いろいろお土産つけてあげるようにしたい。

・生活で疲弊して、そのお金でノルマ払って、その疲弊した生活の代償みたいな音楽やって、高いチケット代で人も来なくて、さらに疲弊するような生活してる人観るのも悲しい。

・フリージャズが普段の生活で疲弊した人のストレス発散だとしたらそれはほんとに変なことになってると思う。

・なので俺は普段の生活の充実を図るように昔から努力してきたよ☆

・あと内なる感情と自分の演奏から出てる音は全く関係ない。そして関係ないことが伝わるような演奏を目指してる。

・大人には期待しない。

・反ヒッピー。